サンキャッチャーの店 日子山 cabin の日記
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愛猫マインのこと
2013.12.30
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2002年5月初旬、我が家に最初にやってきた猫がマイン。
アメリカンショートヘアの血が混ざっているのか、目のふちに黒いアイラインがくっきり。
しっぽもまっすぐ。
華奢で綺麗な雌猫がどこからか娘について家に来ました。
成猫だったので不妊手術をしてもらうために動物病院に連れて行ったところ、既に
手術痕がありました。
そんな大切にしていたであろう猫を何らかの事情があって捨てたのか、自ら家出をしてきたのかは
不明ですが、何日も外を彷徨っていたのでしょう。
とてもお腹を空かせていました。
それからしばらくは、食べては吐く日々がかなり長く続きました。
彷徨っていた時の空腹の記憶がいつまでも消えなかったのでしょう。
その当時、既に先住犬のシェパードと1999年11月に知人から譲られたパグ犬のブルが
家にいました。
インディはしっぽでも踏むと、反射的に噛みつくような犬で、よく吠える大型のシェパードです。
2匹をそれぞれ繋いでいたとはいえ、ほんとうは震えあがるほど恐かったのかもしれませんが、
他に行くところも無いためか我が家に住みつき、ともに年数を重ねました。
そんなマインに、今年10月末突然下半身マヒの症状が現れ、闘病を続けていました。
最初は後ろの左脚、すぐに右脚までマヒが始まり、排尿排便も自力では難しくなった
マインの介護は少しも苦にはならず、マインが生きていてくれるなら何年でもと覚悟を
していましたのに、今月16日からほとんど食事を摂らず、一週間前の12月23日午後
1時に息を引き取りました。推定年齢13歳。
http://www.youtube.com/watch?v=zArxe6iz_Y8
ともに暮らした年月は11年7カ月余り…娘2人と息子が相次いで家を離れていったその時期に、
心の隙間を埋めてくれるかのごとく現れたのがマインです。
今年は5月にブルを肺炎で、そして23日には、痛み止めのモルヒネパッチの副作用なのかどうか
知るよしもありませんが、マインを低体温・昏睡で亡くしてしまいました。
ブルは犬よりも猫のマインが大好きだったから、ブルはマインを喜んで迎え、2匹は
仲良く遊んでいるとイメージすることにします。
こんな私を愛してくれてありがとうブル。ありがとうマイン。お前たちと過ごした日々を
心に刻んで忘れないよ。
マインが亡くなった後、急に空の色が変わりました。海の色も印象的でした。
