サンキャッチャーの店 日子山 cabin の日記
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その時、ブルは尻尾を振って・・・
2013.05.12
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5月9日の朝ご飯を半分残したブルは、昼頃にはかなり辛そうにしていました。
その日の夕方ペットクリニックに運び、エコーを撮ったり、レントゲンを撮ったりした結果、
体温40度、肺は真っ白だと言われ、注射を2本打たれました。
「薬は飲めないと思うので、明日また連れて来てください」・・・・・
その晩は、注射薬の効果と身体を冷やしたりした為か、少しの時間は眠ることができました。
食欲は無くとも水は飲めるだろうと、合間に飲ませていましたが、そのうち受け付けなくなり、
眼球も渇くのでドライアイ用の私の目薬を点したりして、朝方まで付き添っていました。
迂闊にも、一時間かそこらうたた寝をしてしまい、5月10日午前9時頃に目を覚ましてベッドの傍に
寝かせていたブルの様子を窺うと、何度か尻尾を振ったのを、夫と同時に見ました。
夫が、もう眼も見えていないと言いました。耳も遠くなっていましたし、私の声が聞こえたかどうか
は分かりません。
そしてすぐ、吐き気を催したようなので、吐かそうと抱き上げましたら、その時に絶命してしまった
ようです。
ほぼ一日出なかったおしっこが少量私の膝を濡らしましたから、亡くなったのに気づきました。
最後のおしっこ、温かかった。
短い時間でも寝てしまったことが悔やまれてなりません。
私が起きるまで待っててくれたのかと。
ブルは1998年の6月23日生まれなので、あとひと月ちょっとで15歳でした。
サンキャッチャーのショップを始めた7年前、ブルは8歳間近でしたので、ほんの少し、お口の
周りが白くなっていました。
そんな若くもないブルを、来られる度に気遣って下さるお客さまもいらっしゃいますので、最後の
様子をお知らせしたくなりました。
ブルの最後の様子を記したのは、可愛がって下さった皆さまにお礼を申し上げたかったから。
それと、健気なブルの最後を忘れたくない、記録を残そうとも思いました。
ブルに代わって、心から御礼申し上げます。可愛がってくださり、ありがとうございました。
2006年10月撮影 3枚連写。
子どもが大好きだったブル。小さい孫が撮ってくれた最近の写真。↓
