サンキャッチャーの店 日子山 cabin の日記
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夜啼く鳥と印象深いお客さま
2012.06.16
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昨日今日と、ようやく本格的な梅雨模様に。
雨滴が重くて、うつむきがちな紫陽花もありますが、ほとんどの紫陽花は
水を得た魚のごとく活き活きとしています。
話は突然変わりますが、先週末に来て下さった印象深いお客様と夜啼く鳥について。
静かで物腰の柔らかな、それでいて華やかな雰囲気を纏ったその方と少しばかり
お話をさせて頂きました。
その中で、夜啼く鳥についての話をした時、すぐさま、ほととぎすと夜鷹の名を
仰ったのですが、そのときはさして驚きもせず、お帰りになられた後でどんな鳥なのか
調べてみました。
最近はユーチューブで動画のほかに音声も聞けるので、間違いなくほととぎすの
啼き声だということが判明致しました。
私の娘たちと同世代の方だと思われますが、なんという物知りなんでしょう。
バードウオッチングをご趣味とされているのかどうかわかりませんが、感心しきりです。
この山の中に住み始めて19年余りになるのに、いまだにトンビと鶯とフクロウの
声の聞き分けくらいしかできない私って・・・
宮沢賢治の『よだかの星』を思い出して、夜鷹も検索してみたところ、
実に可愛らしい動画を見つけました。ひと目で夜鷹が大好きになりましたよ。
ご覧になってみませんか?
http://www.youtube.com/watch?feature=fvwp&NR=1&v=X2K4DRAZITM
http://www.youtube.com/watch?v=tSvFyZ0KrEs&feature=related
『よだかの星』の書き出しです。
よだかは、実にみにくい鳥です。顔は、ところどころ、味噌(みそ)をつけたように
まだらで、くちばしは、ひらたくて、耳までさけています。 足は、まるでよぼよぼで、
一間(いっけん)とも歩けません。
こんな様子だから、絶滅の危機にあるのではないかと思うと気が気じゃありません。
